'05/10/23



絶頂に達した彼女は
全身の力が抜けて倒れこみそうになる。
俺はすかさず背中に腕を回して
彼女を支えてやった。
初めのうちは彼女の息は荒かったが
徐々に息も落ち着いていき
俺は彼女が口を開くまで
彼女を腕の中に収めておく。
彼女はしばらく顔を上気させたまま
俺に体を預けて
うっとりとしていた。
俺もこの腕の中の猫が
ものすごくいとおしくて
腕にかかるその重さすらも
いとおしく感じてしまう。

彼女がゆっくりと顔を上げた。
まだ力が入らないらしく
その顔は寝ぼけているようだった。
でもそんな顔をしながらも
頬を赤らめたまま

「えへへぇ」

と心から嬉しそうに笑った。

・・・なんだか、こう、
上手く言えないが、
幸せが染み入ってくる感じがした。
こう言う時間を
俺は積み重ねて行きたいんだな、と
これを守って行きたいんだな、と
そう思った。
そしてそれは
彼女と共にあって欲しい。
この先もずっと。


そんな事を考えていると彼女が
今度は自分の番だと言わんばかりに
俺の股間に手を伸ばしてきた。
俺は抱き締めてそれを制すと
彼女の唇に軽く口付けた後
耳元でこう囁いてやった。

「続きはこの後ベッドで頼むよ。」


前回の続きだよん。
は〜いこのシリーズおしま〜い。